Armadillo-X1開発キット メモリ2GB/ストレージ8GB(型番:AX1121-D00Z)
製品の主な特長
NXP製 i.MX 7Dual 搭載、Armadilloブランド組み込みボードの最上位モデル
Armadillo-X1は、Armadillo組み込みプラットフォームの最上位シリーズです。CPUボードArmadilloの特長を継承しながら、高性能SoC「i.MX 7Dual」(Arm Cortex-A7 Dual 1GHz)を搭載しています。
Armadilloブランドの特長
- 動作温度範囲-20℃~+70℃をカバー
- 小型・省電力設計
- 技術情報を公開
- 1年間の交換保証
拡張インターフェース搭載
Armadillo-X1は100ピンの拡張インターフェースを搭載しています。カメラやタッチパネル液晶をはじめ、以下の機能を利用できるように設計されており、拡張ボードを開発することで、さまざまなシステムに対応することが可能です。
Armadillo-X1の拡張インターフェース
- LCD I/F
- カメラ I/F
- Ethernet (GbE)
- CAN
- SDIO
- オーディオ
- UART
- SPI
- I2C
- PWM
- GPIO
試作評価用に、LCD、SD、USB、LAN(ギガビット・イーサネット)のインターフェースを評価できる拡張ボードセット(SA-AX1-EXTEVA-01)もオプションとして提供しています。
専用の“アドオンモジュール”でインターフェース拡張できる
Armadillo-X1は、本体の基板とBtoB(基板対基板)コネクタで接続できる、インターフェース拡張用のモジュール「アドオンモジュール」に対応しています。オプションとしてラインアップされている各種のアドオンモジュールを選択し、専用スロットに装着することで、シリアル(RS232C/422/485)や省電力無線通信など、さまざまなインターフェースを追加することができます。
アドオンモジュールは、アットマークテクノが提供するラインアップ(シリアル、接点入力、Wi-SUN、EnOceanなどに対応可能)の他、パートナー各社からも各種の製品が提供されています。また、ユーザーご自身で開発いただくことも可能です。
Armadillo-X1のアプリケーション開発
Debian GNU/Linuxプリインストール
Armadillo-X1は、標準OSとしてDebian GNU/Linuxを採用しており、PCライクな開発が可能なプラットフォームです。オープンソースソフトウェアを含む多くのLinuxソフトウェア資産を活用して、ユーザーオリジナルのアプリケーションを自由に開発することができます。
開発環境
クロス開発には、無償のArmadillo専用開発環境「ATDE」をご利用いただけます。ATDEを使うことで、開発用PCの用意やツールのインストールなど開発環境を整える手間を軽減することができます。
製品モデル
メモリ・ストレージ容量から選べる3モデルを展開
Armadillo-X1には、メモリ容量、ストレージ容量が異なる3つのモデルが用意されています。エッジコンピューティングを必要とするIoT機器のプラットフォームにもおすすめです。
また、3モデルそれぞれについて、WLANコンボモジュール(WLAN機能+BT機能)の搭載有無を選択できます。
- RAM 2GB、eMMC 8GB搭載
- RAM 1GB、eMMC 4GB搭載
- RAM 512MB、eMMC 4GB搭載